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テサロニケ後書
🔝
〘423㌻〙
第1章
1
パウロ、シルワノ、テモテ、
書
ふみ
を
我
われ
らの
父󠄃
ちち
なる
神
かみ
および
主
しゅ
イエス・キリストに
在
あ
るテサロニケ
人
びと
の
敎會
けうくわい
に
贈
おく
る。
2
願
ねがは
くは
父󠄃
ちち
なる
神
かみ
および
主
しゅ
イエス・キリストより
賜
たま
ふ
恩惠
めぐみ
と
平󠄃安
へいあん
と、
汝
なんぢ
らに
在
あ
らんことを。
3
兄弟
きゃうだい
よ、われら
汝
なんぢ
等
ら
につきて
常
つね
に
神
かみ
に
感謝
かんしゃ
せざるを
得
え
ず、これ
當然
たうぜん
の
事
こと
なり。そは
汝
なんぢ
らの
信仰
しんかう
おほいに
加
くは
はり、
各自
おのおの
みな
互
たがひ
の
愛
あい
を
厚
あつ
くしたればなり。
4
然
さ
れば
我
われ
らは
汝
なんぢ
らが
忍󠄄
しの
べる
凡
すべ
ての
迫󠄃害󠄅
はくがい
と
患難
なやみ
との
中
なか
にありて
保
たも
ちたる
忍󠄄耐
にんたい
と
信仰
しんかう
とを
神
かみ
の
諸
しょ
敎會
けうくわい
の
間
あいだ
に
誇
ほこ
る。
5
これ
神
かみ
の
正
たゞ
しき
審判󠄄
さばき
の
兆
しるし
にして
汝
なんぢ
らが
神
かみ
の
國
くに
に
相應
ふさは
しき
者
もの
とならん
爲
ため
なり。
今
いま
その
御國
みくに
のために
苦難
くるしみ
を
受
う
く。
6
汝
なんぢ
らに
患難
なやみ
を
加
くは
ふる
者
もの
に
患難
なやみ
をもて
報
むく
い、
患難
なやみ
を
受
う
くる
汝
なんぢ
らに、
我
われ
らと
共
とも
に
安息
あんそく
をもて
報
むく
い
給
たま
ふは、
神
かみ
の
正
たゞ
しき
事
こと
なり。
7
即
すなは
ち
主
しゅ
イエス
焔
ほのほ
の
中
なか
にその
能力
ちから
の
御使
みつかひ
たちと
共
とも
に
天
てん
より
顯
あらは
れ、
8
神
かみ
を
知
し
らぬ
者
もの
と
我
われ
らの
主
しゅ
イエスの
福音󠄃
ふくいん
に
服󠄃
したが
はぬ
者
もの
とに
報
むくい
をなし
給
たま
ふとき、
9
斯
かゝ
る
者
もの
どもは
主
しゅ
の
顏
かほ
と、その
能力
ちから
の
榮光
えいくわう
とを
離
はな
れて、
限
かぎ
りなき
滅亡
ほろび
の
刑罰
けいばつ
を
受
う
くべし。
10
その
時
とき
は
主
しゅ
おのが
聖󠄄徒
せいと
によりて
崇
あが
められ、
凡
すべ
ての
信
しん
ずる
者
もの
(なんぢらも
我
われ
らの
證
あかし
を
信
しん
じたる
者
もの
なり)によりて
讃
ほ
められんとて
來
きた
りたまふ
日
ひ
なり。
11
これに
就
つ
きて
我
われ
ら
常
つね
に
汝
なんぢ
らのために
祈
いの
るは、
我
われ
らの
神
かみ
の
汝
なんぢ
等
ら
をして
召
めし
に
適󠄄
かな
ふ
者
もの
となし、
能力
ちから
をもて
汝
なんぢ
らの
凡
すべ
て
善
ぜん
に
就
つ
ける
願
ねがひ
と
信仰
しんかう
の
業
わざ
とを
成就
じゃうじゅ
せしめ
給
たま
はんことなり。
12
これ
我
われ
らの
神
かみ
および
主
しゅ
イエス・キリストの
惠
めぐみ
によりて、
我
われ
らの
主
しゅ
イエスの
御名
みな
の
汝
なんぢ
らの
中
うち
に
崇
あが
められ、
又󠄂
また
なんぢらも
彼
かれ
に
在
あ
りて
崇
あが
められん
爲
ため
なり。
423㌻
第2章
1
兄弟
きゃうだい
よ、
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリストの
來
きた
り
給
たま
ふこと、
又󠄂
また
われらが
主
しゅ
の
許
もと
に
集
つど
ふことに
就
つ
きては、
汝
なんぢ
らに
求
もと
む。
2
或
あるひ
は
靈
れい
により、
或
あるひ
は
言
ことば
により、
或
あるひ
は
我等
われら
より
出
い
でし
如
ごと
き
書
ふみ
により、
主
しゅ
の
日
ひ
すでに
來
きた
れりとて
容易
たやす
く
心
こゝろ
を
動
うご
かし、かつ
驚
をどろ
かざらん
事
こと
を。
3
誰
た
が
如何
いか
にすとも、それに
欺
あざむ
かるな。その
日
ひ
の
前󠄃
さき
に
背敎
はいけう
の
事
こと
あり、
不法
ふほふ
の
人
ひと
、すなはち
滅亡
ほろび
の
子
こ
あらはれざるを
得
え
ず、
4
彼
かれ
はすべて
神
かみ
と
稱
とな
ふる
者
もの
、および
人
ひと
の
拜
をが
む
者
もの
に
逆󠄃
さから
ひ、
此
これ
等
ら
よりも
己
おのれ
を
高
たか
くし、
遂󠄅
つひ
に
神
かみ
の
聖󠄄所󠄃
せいじょ
に
坐
ざ
し
己
おのれ
を
神
かみ
として
見
み
する
者
もの
なり。
5
われ
汝
なんぢ
らと
偕
とも
に
在
あ
りし
時
とき
、これらの
事
こと
を
吿
つ
げしを
汝
なんぢ
ら
憶
おぼ
えぬか。
〘307㌻〙
6
彼
かれ
をして
己
おの
が
時
とき
に
至
いた
りて
顯
あらは
れしめんために、
彼
かれ
を
阻
とど
めをる
者
もの
を
汝
なんぢ
らは
知
し
る。
7
不法
ふほふ
の
祕密
ひみつ
は
旣
すで
に
働
はたら
けり、
然
さ
れど
此
こ
はただ
阻
とゞ
めをる
者
もの
の
除
のぞ
かるるまでなり。
8
斯
かく
て
其
そ
のとき
不法
ふほふ
の
者
もの
あらはれん、
而
しか
して
主
しゅ
イエス
御口
みくち
の
氣息
いき
をもて
彼
かれ
を
殺
ころ
し、
降臨
かうりん
の
輝耀
かゞやき
をもて
彼
かれ
を
亡
ほろぼ
し
給
たま
はん。
9
彼
かれ
はサタンの
活動
はたらき
に
從
したが
ひて
來
きた
り、もろもろの
虛僞
いつはり
なる
力
ちから
と
徴
しるし
と
不思議
ふしぎ
と、
10
不義
ふぎ
のもろもろの
誑惑
まどはし
とを
行
おこな
ひて、
亡
ほろ
ぶる
者
もの
どもに
向
むか
はん、
彼
かれ
らは
眞理
まこと
を
愛
あい
する
愛
あい
を
受
う
けずして、
救
すく
はるることを
爲
せ
ざればなり。
11
この
故
ゆゑ
に
神
かみ
は、
彼
かれ
らが
虛僞
いつはり
を
信
しん
ぜんために
惑
まどひ
をその
中
うち
に
働
はたら
かせ
給
たま
ふ。
12
これ
眞理
まこと
を
信
しん
ぜず
不義
ふぎ
を
喜
よろこ
ぶ
者
もの
の、みな
審
さば
かれん
爲
ため
なり。
13
されど
主
しゅ
に
愛
あい
せらるる
兄弟
きゃうだい
よ、われら
常
つね
に
汝
なんぢ
等
ら
のために
神
かみ
に
感謝
かんしゃ
せざるを
得
え
ず。
神
かみ
は
御靈
みたま
によれる
潔󠄄
きよめ
と
眞理
まこと
に
對
たい
する
信仰
しんかう
とをもて
始
はじめ
より
汝
なんぢ
らを
救
すくひ
に
選󠄄
えら
び、
14
また
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリストの
榮光
えいくわう
を
得
え
させんとて、
我
われ
らの
福音󠄃
ふくいん
をもて
汝
なんぢ
らを
招
まね
き
給
たま
へばなり。
424㌻
15
されば
兄弟
きゃうだい
よ、
堅
かた
く
立
た
ちて
我
われ
らの
言
ことば
あるひは
書
ふみ
に
由
よ
りて
敎
をし
へられたる
傳
つたへ
を
守
まも
れ。
16
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリスト
及
およ
び
我
われ
らを
愛
あい
し
恩惠
めぐみ
をもて
永遠󠄄
とこしへ
の
慰安
なぐさめ
と
善
よ
き
望󠄇
のぞみ
とを
與
あた
へ
給
たま
ふ
我
われ
らの
父󠄃
ちち
なる
神
かみ
、
17
願
ねが
はくは
汝
なんぢ
らの
心
こゝろ
を
慰
なぐさ
めて、
凡
すべ
ての
善
よ
き
業
わざ
と
言
ことば
とに
堅
かた
う
爲
し
給
たま
はんことを。
第3章
1
終󠄃
をはり
に
言
い
はん、
兄弟
きゃうだい
よ、
我
われ
らの
爲
ため
に
祈
いの
れ、
主
しゅ
の
言
ことば
の
汝
なんぢ
らの
中
うち
における
如
ごと
く、
疾
と
く
弘
ひろ
まりて
崇
あが
められん
事
こと
と、
2
われらが
無法
むほふ
なる
惡人
あくにん
より
救
すく
はれんこととを
祈
いの
れ。そは
人
ひと
みな
信仰
しんかう
あるに
非
あら
ざればなり。
3
然
さ
れど
神
かみ
は
眞實
まこと
なれば、
汝
なんぢ
らを
堅
かた
うし、
汝
なんぢ
らを
護
まも
りて
惡
あ
しき
者
もの
より
救
すく
ひ
給
たま
はん。
4
斯
かく
て
我
われ
らの
命
めい
ずることを
汝
なんぢ
らが
今
いま
も
行
おこな
ひ、
後
のち
もまた
行
おこな
はんことを、
主
しゅ
によりて
信
しん
ずるなり。
5
願
ねがは
くは
主
しゅ
なんぢらの
心
こゝろ
を、
神
かみ
の
愛
あい
とキリストの
忍󠄄耐
にんたい
とに
導󠄃
みちび
き
給
たま
はんことを。
6
兄弟
きゃうだい
よ、
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリストの
名
な
によりて
汝
なんぢ
らに
命
めい
ず、
我等
われら
より
受
う
けし
傳
つたへ
に
從
したが
はずして
妄
みだり
に
步
あゆ
む
凡
すべ
ての
兄弟
きゃうだい
に
遠󠄄
とほ
ざかれ。
7
如何
いか
にして
我
われ
らに
效
なら
ふべきかは、
汝
なんぢ
らの
自
みづか
ら
知
し
る
所󠄃
ところ
なり。
我
われ
らは
汝
なんぢ
らの
中
うち
にありて
妄
みだり
なる
事
こと
をせず、
8
價
あたひ
なしに
人
ひと
のパンを
食󠄃
しょく
せず、
反
かへ
つて
汝
なんぢ
等
ら
のうち
一人
ひとり
をも
累
わずら
はさざらんために、
勞
らう
と
苦難
くるしみ
とをもて
夜晝
よるひる
はたらけり。
9
これは
權
けん
利
り
なき
故
ゆゑ
にあらず、
汝
なんぢ
等
ら
をして
我
われ
らに
效
なら
はしめん
爲
ため
に、
自
みづか
ら
模範
もはん
となりたるなり。
10
また
汝
なんぢ
らと
偕
とも
に
在
あ
りしとき、
人
ひと
もし
働
はたら
くことを
欲
ほっ
せずば、
食󠄃
しょく
すべからずと
命
めい
じたりき。
〘308㌻〙
11
聞
き
く
所󠄃
ところ
によれば、
汝
なんぢ
等
ら
のうちに
妄
みだり
に
步
あゆ
みて
何
なに
の
業
わざ
をもなさず、
徒事
むだごと
にたづさはる
者
もの
ありと。
425㌻
12
我
われ
ら
斯
かく
のごとき
人
ひと
に、
靜
しづか
に
業
わざ
をなして
己
おのれ
のパンを
食󠄃
しょく
せんことを、
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリストに
由
よ
りて
命
めい
じ、かつ
勸
すゝ
む。
13
兄弟
きゃうだい
よ、なんぢら
善
ぜん
を
行
おこな
ひて
倦
う
むな。
14
もし
此
こ
の
書
ふみ
にいへる
我
われ
らの
言
ことば
に
從
したが
はぬ
者
もの
あらば、その
人
ひと
を
認󠄃
みと
めて
交
まじは
ることを
爲
す
な、
彼
かれ
みづから
恥
は
ぢんためなり。
15
然
さ
れど
彼
かれ
を
仇
あた
の
如
ごと
くせず、
兄弟
きゃうだい
として
訓戒
くんかい
せよ。
16
願
ねがは
くは
平󠄃和
へいわ
の
主
しゅ
、みづから
何時
いつ
にても
凡
すべ
ての
事
こと
に
平󠄃和
へいわ
を
汝
なんぢ
らに
與
あた
へ
給
たま
はんことを。
願
ねがは
くは
主
しゅ
なんぢら
凡
すべ
ての
者
もの
と
偕
とも
に
在
いま
さん
事
こと
を。
17
我
われ
パウロ
手
て
づから
筆
ふで
を
執
と
りて
汝
なんぢ
らの
安否
あんぴ
を
問
と
ふ。これ
我
わ
がすべての
書
ふみ
の
記章
しるし
なり。わが
書
か
けるものは
斯
かく
の
如
ごと
し。
18
願
ねがは
くは
我
われ
らの
主
しゅ
イエス・キリストの
恩惠
めぐみ
なんぢら
凡
すべ
ての
者
もの
と
偕
とも
ならんことを。
〘309㌻〙
426㌻